湿疹

カプチーノ街から来た人の湿疹のレビュー・感想・評価

カプチーノ街から来た人(1987年製作の映画)
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アーラ・スーリコワは1940年ウクライナ生まれの女性監督。西友が主催した1991年の「ソビエト女性映画人週間」で、ムラートヴァの『無気力シンドローム』とともに日本で上映されたらしい。
 
西部開拓時代のアメリカに、映画を持ってカプチーノ街からやってきた男が、場末の酒場でリュミエールやチャップリンを上映すると、無法を極めていたカウボーイたちの良心が涵養される、カンカンを踊る娼婦は男に惚れ込み、インディアンの族長もコメディー映画に没頭する……と、設定も倫理観も、どこから突っ込んだらいいのかわからない適当さ。「キスをしたらすぐに子供が産まれるんでしょう? 映画ではそうだったわ」「それはモンタージュだよ」とかのくだりは面白かった。
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