無差別イイネは咒殺

マッドゴッドの無差別イイネは咒殺のレビュー・感想・評価

マッドゴッド(2021年製作の映画)
-
1ショット1ショットの密度と情報量が凄すぎて脳の処理が追いつかず気絶した。
これを映画的”ととのい“と呼びたい。

舞台は地獄。
生理的嫌悪感の大パノラマ、比喩でない地獄巡り。
キモさもインフレすると気持ち良くなる不思議。
メイキング映画も同時公開したら絶対売れると思う!

キモさが気持ちいい不思議──多分知性を持った“人間”は生きてて多かれ少なかれ動物である“ヒト”としての自分に生理的嫌悪感を抱えているのが潜在的なストレスになっているのだと思う。
でも血肉や糞尿、蟲など、生が放つキモさにドップリ浸かると、そのジレンマが逆に解消されるのかもしれない。