ぴんゆか

グレイマンのぴんゆかのレビュー・感想・評価

グレイマン(2022年製作の映画)
2.9
ライアンゴズリングとかいう、何を演じさせても
しっくり仕上げてくる俳優。
冷たさと可愛げが共存する魅力は今作で活躍。

正直意味もなくただ戦い、相手を打ち負かすだけの作品は好みでないが、今作は序盤の混沌とした"(欧米の想像する)アジア感とモダン感"がいい味を出していたのもあって夢中で見た。
花火や煙幕での戦闘というド派手な展開も近年あまり見ないタイプ。

よってストーリーとしては浅い。突然始まる上、そこまで戦う必要あった?と思わなくもない。
ただあらかじめ「007の名前はもう使われちゃってるからさ〜(だからシックスという名前だ)」と言って明らかにこれまでの作品を意識して自虐してるくだりとか、登場人物が無駄にウィットに富すぎた会話を淡々としてるのが粋。

自虐することによって似てる箇所を煙に巻こうとしてるというのもあるが。
(007のボスと酷似の人物の登場、似た展開)

ちなみにグローバル化した今でもいまだに、平成初期のこの手の映画に多かったような、やたら他国に回りまくって(モナコとかね)舞台広げるのは定番なんだなと。
コロナだったからね、みんな海外行きたいんだね。

とりあえず今ほど有名でなかった頃からインスタで見てたアナが最近活躍していて嬉しい。どんどん出演してほしみ。
ぴんゆか

ぴんゆか