リーアム兄さん

グレイマンのリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

グレイマン(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
シックス「自尊心は傷ついた。いつか君を救うチャンスが欲しい。窮地に陥れってことじゃない。」

虐待癖のある父親を殺して収監中のジェントリー(ライアン・ゴズリング)のもとにCIAのフィッツロイ(ビリー・ボブ・ソーントン)が訪れ、CIAの暗殺者としてリクルートする。ジェントリーは「シエラ・シックス」というコードネームでエージェントのミランダ(アナ・デ・アルマス)とペアを組むことになり、フィッツロイの後任の本部長カーマイケル(レゲ=ジャン・ペイジ)とその部下スザンヌ(ジェシカ・ヘンウィック)のもとで任務を遂行する。バンコクでダイニング・カーを暗殺する任務についたシックスとミランダだったが、ダイニング・カーから自分はシエラ・フォーであり、カーマイケルの犯罪を記録したチップを渡され、CIAの裏切りに気づく。チップを受け取り逃走したシックスを排除するため、カーマイケルは極悪非道の暗殺者ロイド(クリス・エヴァンズ)を雇うことにする。CIAとシックスによるチップをかけた追跡劇が始まる。

「キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ」シリーズを手がけたアンソニー・ルッソとジョー・ルッソのルッソ兄弟が手がけるNetflixオリジナルムービー。
劇場でも公開されていることもあるのか、Netflix史上最高のアクションムービーだと思った。
アクションシーンやカーチェイス、銃撃シーンなど全てにおいてクオリティが高く、またストーリーも複雑ではなく面白い。
ライアン・ゴズリングとクリス・エヴァンズが演じた暗殺者の2人もいわゆる「ノーマルでない」一面をそれぞれ持っており、キャラだっている。
「アベンジャーズ」シリーズでの経験がふんだんに活かされているような作品だった。

クリス・エヴァンズは当然アクションができると思っていたが、ライアン・ゴズリングやアナ・デ・アルマスがこんなにしっかりとしたアクションができるなんて想像できなかった。特にアナは34歳には見えないほど童顔でクライマックスの城でロケットランチャーを打つシーンはまるで子どもが頑張って敵を倒しているかのように見えてしまう。
ちょっとアクションには合わないお顔かなぁと思ってしまったが、それはそれで新たな一面が見れて面白かった。

まだまだシリーズとして続きそう。
カーマイケルの裏にいる「御大」を誰が演じるのか、続編が早く見たい。