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グレイマンのbackpackerのレビュー・感想・評価

グレイマン(2022年製作の映画)
4.0
「アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟の新作アクション映画が凄い」との噂を聞きつけ、シネマート新宿のブーストサウンド上映を鑑賞してきました。「Netflix限定だから見れないか」と諦めていたので、ありがたい限りです。
主要な顔ぶれは、ライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマスと、今をときめく豪華メンバー。
アナ・デ・アルマスは『007 NO TIME TO DIE』でブレイクした印象でしたが、ゴズリングとは『ブレード・ランナー2049』、クリエバとは『ナイブズ・アウト』(この時ダニエル・クレイグとも共演)で共演しており、「ああ、この人か」と後になって気づきました。重宝されているのか、いい俳優陣を繋げる存在になりつつあるのかもしれませんね。

シネマート新宿のブーストサウンド上映は、2021年の7月に行われた記念上映イベントにて『REDLINE』を見れなかった悔しさから、中々見に行く踏ん切りがつかなかったのですが、本作でなんとか初陣を飾れました。コレが初手なら、文句なしです。

響く銃声、砕け散るガラス、吹き飛ぶ車、唸る機関銃、爆ぜる弾着、殴り合いのスマッシュ音、そして爆音!爆音!!爆音!!!
ブーストサウンドが"音の良さ"を底上げし、自宅では再現困難な音響設備がもたらす垂涎の音世界。ぶっちゃけ、アクション映画を映画館で見るのは音を楽しむ為って感覚になりつつある身としては、「あ〜、やっぱり映画館は最高だぁ」と心地良くなってしまいます。


ルッソ兄弟監督作&ルッソ組メンバー動員で制作されていたので、何の不安もありませんでしたが、実に素晴らしい出来栄えでしたね。
ここ最近見た〈大作アクション映画〉ジャンルとしては、間違いなくトップクラス。特に、工作員が世界を股にかけ暴れ回るガンアクションという枠組みでは、2021年の『007 NO TIME TO DIE』に負けずとも劣らない、個人的には本作に軍配を挙げたいほど。
(この枠組みに入るの、近年は『007』シリーズか『ミッション・インポッシブル』シリーズくらいしかありませんよね。映画会社のシブチン共めぇ。シリーズものじゃないこの手のビッグバジェット映画、ドンドン作りやがってくださいませよコンニャロー。)
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