とりん

グレイマンのとりんのレビュー・感想・評価

グレイマン(2022年製作の映画)
3.7
2022年74本目

MCUの「キャプテン・アメリカ」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズを手がけたルッソ兄弟が監督を務めたNetflixオリジナル作品。
配信に先駆け一部で劇場公開もされて、当初は観に行く予定ではあったものの都合の兼ね合いで、配信での鑑賞。
さすがルッソ兄弟、スケール大きくエンタメアクション大作に仕上がっていた。これを全国、全世界公開にせずNetflix配信限定にするとはなんとも贅沢である。劇場に観に行けば良かったと後悔するくらいの迫力だった。
話の展開は割とありきたりだし、2時間越えと少し間延び感はあるものの、アクションのド派手さでカバーしまくっている。
主演のシックス役はライアン・ゴズリング、彼のアクション作も観たことはあるが、ここまでのアクションは初めて観たかも。チラチラと見える鍛え上げられた肉体が素晴らしいし、アクションシーンの出来栄えもかなりのもの。
その手助け役としてアナ・デ・アルマス。昨年の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」でも出番はそこまでないもののキュートな観た目と裏腹のキレのあるアクションが印象的だったが、本作ではガンアクションから肉弾戦、カーアクションまでかなり魅せてくれる。
そしてCIAの刺客で暗殺者のロイド役に、ルッソ監督とはMCUで長い付き合いであるキャプテン・アメリカことクリス・エヴァンス。キャップでは鍛え上げられた肉体を魅せてくれたが、本作は肉体よりも目的のためなら手段を選ばない少しネジが外れた狂ったキャラ感が特徴的だった。もちろん肉弾戦も魅せてくれるし、観ている側からもセコイ手を使う憎まれ役として良い味出してた。
重要そうな仲間も意外とあっさりどんどん死んでいったり、関係ない人を巻き込みたくないと言いつつもかなりの被害を出したりとまぁツッコミどころはたくさんあった。やはりストーリーの弱さと荒さは感じるものの、エンタメアクションとしては申し分ないかなと。メイン3人の手に汗握るアクションがこんなにもというくらいお腹いっぱいになる程繰り広げてくれるので、たまらなかった。
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