知らんやつを家に入れたらアカン。
タイトルはバッドマンなのに中身はジョーカーという非常にまどろっこしい作品だね、と思ったらあっちは『バットマン』だったね。トホホ
亡くなった祖母の家に引っ越してきた若いカップルのメアリーとその彼氏のPJ。
着いてくつろぐ暇もなく家に来客者がやって来た。
やって来たのは紳士的な男で一晩だけ泊めて欲しいというのだが、見知らぬ人を泊めるなんて。とPJは直ぐに追い返そうとするのだけど、メアリーは素敵な紳士やし良いんやない?と親切心から一晩だけ旅行者を泊めることにした。
しかし、メアリーのこの親切は後に取り返しの付かない悪夢の始まりになるとをこの時はまだ知る由もなかった。というやつ。
実はこの紳士的おっさんは裏の顔は善人のふりして人々を誘拐しては薬漬けにして従順な奴隷に仕立て上げる人身売買の行商人だったのだ。
PJを忠実なワンコロにメアリーを生きた人形に変え逆らえば容赦なく暴力による制裁。
2人はこの恐怖のピエロさんから逃れられるのか!?
監督は『ファウンド』で鮮烈な日本デビューを飾ったスコット・シャーマーと言うこともありちょっと期待し過ぎたかもしらんね。
ハッキリ言って『ファウンド』や『Harvest lake』に比べると圧倒的にぬるさを否めない作品ではありますね。
犬に徹底するわんこのPJ君が四足歩行用に膝サポーター巻いてるのがなんかぬるさを見せつけられている様で嫌だった。
基本的にエロやゴアはほぼ皆無です。道化師ピエロとそれに精神的、肉体的にも苦しめられるカップルの不条理スリラーだけどこの手の作品は何本か観てきたけど一定の水準を超える物が何一つない。
まぁ良いとこと言えば『HEADLESS』のアーサー・カリファー監督の狂気ピエロっぷりくらい?
それ以外は既視感しかなかった。
ただピエロの相棒の用心棒が半裸にガスマスク付けててほんとこの監督は半裸ガスマスク好きなんやなぁ〜と思いました。