軽いタッチのヴァンパイヤハンターモノ。
といっても近年のゾンビモノや悪霊モノとさほど違いは無く、お互いの性質が似たり寄ったりして区別がつきにくい。
アクションコーディネーターの引き出しが枯渇したのかどれもだいたい同じでちょっと新鮮なエッセンスが入って違いを見せるしかない。今作では体が異様に柔らかい人を多用した印象。
今まである設定を上手いこと組み合わせてお手軽に新作を量産するネトフリ戦法が80年代アクション映画量産の時代に似てる。
とりあえず大量に作られる事が大事。
その中で新しいモノが生まれるのでこういう風潮は歓迎したい。
内容は既にヴァンパイヤが周りにいてそれに対抗する組織もいる世界観。
その割に人々は普通に日常生活を送っており家族にはそういう仕事をしてるのは何故か隠してる。
一流の腕前を持ってるが規則破りで組織を脱退し儲けの少ないソロ活動で食い繋ぐ日々。家族を大事にし仲間をリスペクト。そしてバディ要素もあって盛り沢山で欲張りな設定。
そこに一流俳優ジェイミー・フォックスが軽快に演じる。ちょっと前ならウィル・スミスがやってそうな役柄。
こういうのが安心して観られるスタイルで理想形なのかも。
音楽も流行りのヒップホップにスヌープドッグまで伝説のヴァンパイヤハンターとして出演する力の入れよう。
ヴァンパイヤの設定が初見では理解しにくかったが見返してまで確認しなくてもいいかなと思える。
何も考えず観れるかと思ったら色々細かい所が気になってくるので考えるのをやめた。
