ゆかちん

スランバーランドのゆかちんのレビュー・感想・評価

スランバーランド(2022年製作の映画)
3.5
2023年の初・初見映画!
お正月最初から夢があってニコニコ心が暖かくなる作品を観れて満足🎵

ジェイソン・モモアが見た目含めこの役にめっちゃ似合ってたし、主人公ニモ役の子が可愛くていいのはもちろんなんやけど、叔父さん役がアイルランド俳優クリス・オダウドというのも妙に良かった。



11歳の少女ニモ(マーロウ・バークリー)は小さな島の灯台で大好きな父と共に楽しく暮らしていたが、あるとき父が嵐で遭難し、帰らぬ人となってしまう。
灯台を離れ、疎遠だった叔父(クリス・オダウド)と暮らし始めるも、変わり者の叔父と新しい学校になじめず、ニモは父を亡くした孤独を深めるばかり。
そんな彼女は夢の中で、父を知るという奇妙な風体の男フリップ(ジェイソン・モモア)が現れる。ニモは彼にいざなわれ、どんな願いもかなうという夢の世界「スランバーランド」で冒険を繰り広げることにーーー。



夢の中を冒険するの、面白い!!
本当にああやって夢の中で誰かと会って色々行けたら面白いやろな〜。
ほんまはあかんねやろけど笑。一応、見せられてる?自分の夢の中だけでいるのが基本ルールみたいやし。
設定とかが想像膨らませられて良いアイデアやった。
あと、夢を管理する管理局のデザイン、MCUドラマ「ロキ」のTVAみたいやった。ああいう時空とか超えてる管理局はレトロなら70年代のイメージなんやろか笑。

最初は変な人にしか見えない叔父さんの描き方がとても良かった。
てか、ドアノブのセールスマンであんな素敵な家に住めるの??笑。めっちゃ儲けてるやんw
孤独に生きて、人付合いがうまくない叔父さん。
最初、ニモを引き取ることに抵抗を示したものの、「10代と付き合う方法」みたいな本を読んだりして、彼なりに努力してるのが不器用ながら頑張っててよかった。
こういう、ぱっと見は普通やのに中身が変わり者っていうのクリス・オダウドは上手いな〜笑。何作品かでこの役者さん見たけど、大体そんな役なような。。
でも、兄であるニモのお父さんと疎遠になった理由を語る表情が切なくて寂しくて…そこがめっちゃめちゃ良かった。
てか、黒いスーツでさりげなく立ってる姿見て、この人めっちゃスタイル良いんだなと改めて。

ニモが夢で会っていたモモアマン演じるフリップの謎がわかるところはハッとなって、切なくて泣きそうに…。。

あまりに辛くて孤独になって、夢と現実が分離してしまったということ…。
最後はまた一緒になれて良かった。
そして、お父さんはずっと弟のこと想ってたんだなと思うとまた泣けちゃう!

ニモ可愛かった!演じたマーロウ・バークリー、綺麗な女の子やった。これから楽しみだね。
あと、あの豚のぬいぐるみ「ピッグ」がめっちゃ良かった笑笑
可愛すぎて可愛すぎて!!そして、賢い笑。
真珠取るために紐巻きつけられて降ろされてるの笑ったwあと、豚に真珠?
あんな子ほしいな。

あと、ジェイソン・モモア!
傲慢で豪快で、自意識過剰なところもあるけど、なんか抜けてるし、どこか悲しみというか不安を背負ってるというのがピッタリ。
イカついけどメルヘンな世界に激ハマりしてた。
アクアマンも若干そうやけど、イカついながらメルヘンやファンタジーに似合う人なんだな。
耳がパタパタしてるの可愛くて、いい演出。
最初はニモを邪魔者扱いしてたけど、彼女を相棒と認めて変化していくのも良き。


夢の中のアドベンチャー面白かった!
お金かかってそうw
それぞれの人の夢の中の映像が、デザイン含め良かった。あと、それぞれの夢の人たちが、現実ではどういう人かを最後に見せるのも良かったなぁ笑。
カナディアン、ええ人やったけど、カナディアンから偏見やって言われへんかな?笑。

この映画、色合いも良かったなぁ。
カラフルなんやけど、全体的に柔らかくて。
夢のファンタジーというのに合ってた。

現実世界もスタイリッシュな建物ばかりでかっこよかったな。。

最後の父と再会シーンは泣けてしまうし、父の愛と、そこから前へ進むニモが良かった。
そこから、叔父さんとの関係も、親代わりというより兄妹か親友か…そういう相棒になっていくようで良かった。


私は毎日何個か夢をみるんやけど、こういう感じで冒険できたら面白いな〜と。
大人も子どもも楽しめる良いファンタジー作品でした!
ゆかちん

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