近未来、タイムトラベルが確立した時代。ある軍隊に追われる男アダムは、飛び交う銃弾の中タイムマシンを盗み出すことに成功。しかし追跡の手は休むことなく、命を辛々過去へのタイムトラベルを試みる。
たどり着いた2022年で、アダムは過去の自分と邂逅する。
アダムが追われていた理由、そしてタイムマシンで果たすべき使命とはーーーな話。
とんだファミリー映画だ！！！
SF映画の皮を被ったファミリー映画が本作の正体。
タイムトラベルを扱ってハードSFに見せようと、未来ガジェットのド派手なアクションだろうと、数々の過去のタイムトラベル映画のイースターエッグやオマージュ・パロディを入れようと、ライアンレイノルズの小粋なジョークがあろうと、親と子の、そして子供の自分と大人の自分、後悔と成長を描くだけのファミリーエンタメ。
もう最高じゃん…やめてよ…
あのキャッチボールのシーンが本作のテーマそのものだと思う。あと昨今のタイムトラベルものである「記憶は無くなったけど、何かしらの想いは残る」っていう、作中でいう「反響」ってのはベタだけど良いよね。
矛盾を徹底的に排除して伏線で畳み掛ける重厚な作品もいいけど、そこそこの設定で楽しくハートフルにさせる本作みたいなのもやっぱ良き。
こんなん観ちゃうとまたタイムトラベルもの漁っちゃうよね！
ド定番じゃないけど美味しくて存在感もあるポテコ的な一本でした！タイムトラベルものは輪・円環とかイメージしちゃうよね。
