去年、ネトフリで配信開始してから、ずっと気になっていた作品!
普段あまりSF物を観ないのだけれど、アダム&アダムっていう分かりやすいタイトルに惹かれて鑑賞。
タイムトラベル物としては、話がシンプルで分かりやすいし、コメディエッセンスの緩急も楽しめる。そして何より、気付きが多かったのも良かった。それらは少し教訓じみているのだけれど、もし未来から過去に戻れるのなら、誰でもそうなんじゃ無いかな。
「何よ、全部知ってるような顔して!」
って言いたくなるけど、全部知ってしまっているから。
アダムの父親役であるマーク・ラファロの演技すごく良かったな。父親の暖かみが笑顔の随所に溢れるようで。
以下、ネタバレを含みます。
くそがきアダムと中年アダムのキャラも好きだな。繊細な性格は変わってなくて、父親の死との向き合い方に、勝手に正解を出してしまって、恨みの感情で自制しようとしてるでしょって、くそがきアダムから説教されちゃって。
「お前が俺の一番好きな部分だ。」ってセリフがなんだか僕らに刺さるよな。
大人になるにつれて、洗い流されてしまった純真が、こんなに綺麗に残っているのだもの。
そして、これは本編の内容とは関係の無い話ですが、最近の私の気付き。
バディ映画が大好きだ!!という気付き。です。好きな映画を頭で思い浮かべていると、本当にバディものが多いこと!(ダイ・ハード、LEON、プールサイド・デイズ、RRR、ノッキンオンヘブンズドア、ベイビーわるきゅーれ等々。)
本作なんて、タイトルからしてバディものですもんね!
何でバディ物が好きなんだろうって考えた時に、同じ枠組み、ストーリーに対して、常に二人の視点があるからかなと。
この人はこう捉えるけど、相方はこう捉えているぜ、っていう、なんていうか主観だけを押し付けることがない優しさといいますか。
なんだか、全然言語化しきれてないんですけれど、またフワッと思いついたら、その時に!
p.s. あ、普通に泣きました!よ!!