王国を自分のものにしようとする悪党ジュリウス（ドミニク・クーパー）の求婚を拒んだ王女（ジョーイ・キング）は監禁されるが、剣術に長けた彼女は自力で脱出し、次々に襲い掛かってくる敵と対決する。
ジョーイ・キングのアクションが凄まじい。間違いなく頑張ってるので、彼女目当てなら楽しめそうな作品だ。
ただ、10代前半から今まで、「ラブ・アゲイン」「ダークナイト ライジング」「ホワイトハウス・ダウン」「キスから始まるものがたり」と、割と作品に恵まれて来たけど、これはどうなのかなー。
ひたすらバトルが続く内容は、プリンセス版「ダイ・ハード」と言えるかもしれないけど、同じようなアクションの繰り返しはあまりに単調で飽きてしまった。
ラスト15分は急に元気になって、首の傷も消えて生き生きと殺しまくっちゃうし。
堅物の父親を配置して、世の家父長制への反逆がテーマだと言うには、アクション以外に響くようなセリフも場面もなかった。
「ザ・ファイブ・ブラッズ」「オールド・ガード」にも出てた、リン役のベロニカ・グゥはカッコ良かったけど、悪役のオルガ・キュリレンコはあまりに酷い！！最近の彼女の多作ぶりは、見境なしに見えてしまう…
いずれにしても、女性たちが主役の作品なのは間違いない。
