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ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師のsoyaryokoのレビュー・感想・評価

3.5
中学1年生の地理の授業で、班に分かれてひとつの国について調べるワークがいきなりあり、私の班はなぜかコンゴ民主共和国を選びました。そのおかげで、コンゴの宗主国がベルギーだったということは、今も記憶に残っています。

立山監督の舞台挨拶付き上映を見に行きました。
私は「荻上チキのSession」というラジオ番組が好きで、寝る前に毎日聞いているのですが、先週のある日に立山監督がゲストでこの映画の話をされていて、正直、ラジオを聞かなければ見に行ってなかったかもしれない。

立山監督はTBSの記者で、映画自体もTBS製作なので、テレビみたいな作りではあった。ただ、この映画を日本で見れることはすごいことだなあと思う。
どうしてアフリカに鉱物が集中しているんだろう。世界は本当に不均衡だ。資源は共有できないのかな。
立山監督は「見て、無力感に襲われるかもしれない。だけど、まずは知ることが大事」というようなことを話されていた。映画の中で、日本の高校生がコンゴについてディスカッションするシーンがあるのですが、なんだか泣けた。子どもこそ希望だ。


去年『黒檀』を読んで本当によかった。ルワンダ内戦やアフリカについて知りたい方はおすすめです。ルポなので堅苦しくなく読めます。
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