酷い現実に何度もショック受けた。
レイプによって被害を受けた女性たちを守り続ける医師・ムクウェゲのドキュメンタリーなんだけど、下は半年、上は80歳以上までを治療してきたという。
本当に最悪を行く経験を女性たちがしてて、コンゴという資源の豊かな国なのに国民は貧しく、資源を横取りした武装兵力たちがレイプして彼らの力を見せつける。そんで国自体がレイプ犯を不処罰するもんだから、何にも改善されない。
命を狙われて友人を亡くした時に一度コンゴを離れたけど、その時に女性たちが「国も国連も先生を守らないなら、私たちが守ります。先生が必要なんです」て、１日１ドル以下の稼ぎなのに、みんなで50ドル貯めて先生の帰国費用として渡してくれた話で泣いた。
医師ムクウェドが彼女たちを診続けるのは、彼女たちが傷ついても、立ちあがるパワーがあって、それがこの国を立て直す力になるだろうっていうのが。今までフェアトレードとか、「ふ～ん」だったけど、色々考えなおすきっかけになった。
あまりにも酷い現実を見せつけられたけど、この真実を知ることができてよかった。
これは男女問わず、特に学生さんに観てほしい映画。
