新たに甦る戦慄。
プレデターシリーズの最新作。プレデターは、私は第1作を観たきりで、続編などは観ておらず、およそ30年振りに観る”プレデター“。子供心にシュワちゃんの映画でも異質で、「遊星からの物体X」を観た時の衝撃に似た感覚があったのを覚えている。
今作は、舞台は18世紀の北アメリカで、最強部族と言われたコマンチ族の女戦士ナルが対決を挑もうと決意するが・・・
実に今作は、何もかもが新鮮。18世紀の北アメリカの美しい大自然の中にプレデターが登場する件で、一気に引き込まれてしまった。
監督のダン・トラクテンバーグの構図や、カット割りが実に気持ち良い。長編は今作が2本目らしいが、ドラマシリーズの「The Boys」、「マインド・ハンター」などをディレクション(The Boys では、製作総指揮も兼任)してるだけあって、今のコンテンツのニーズに上手く合致している。彼の手腕により、”プレデター”が再び、観る者への”恐怖心”を駆り立てる。総尺が100分というのも、まさに今のニーズだろう。
