たた

プレデター:ザ・プレイのたたのレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
4.4
プレデター映画の傑作がようやく出ました!
よかったー…!
こういうの待ってた!

どうしても初代プレデターは超えられない…と言いたいとこですが、
初代にはシュワちゃんの存在と、初出のインパクト、という大きなアドバンテージがあるので、それを差し引けば作品として肩を並べたくらいの印象です。

シリーズで初めて、原題にPREDATORがついてない。いつものメインテーマが使われてない。太鼓だけの控えめなBGMが鼓動の高鳴りを誘ってくるようで緊迫感が高まる。
異質な感じするけどちゃんとプレデター映画。
シリーズ離れた単体映画としても見れる。

舞台は18世紀くらい?のアメリカで主人公はインディアン達。
全盛期シュワでさえフィジカルでは全く歯が立たない相手に、銃火器を持たない戦士たちがどう立ち向かうのか?
知恵で、体術で、作戦で、勇気で。
わくわくしますね!
プレデター対クマもなかなか見応えあり。クマがちゃんと善戦するのがリアル。

2までは良かったプレデターが3と4で迷走してるのをとても残念に思ってたので、本作でようやく正解に辿り着いたようで安心満足納得です!

あくまで個人的な思い入れの話ですが、プレデターが辿るべき道は、VSエイリアンのような対決ものと、もうひとつは時代劇。

2の企画が立ち上がった時、VSジョン・マクレーンというプロットは絶対存在したはずだ!と勝手に想像してますが(だって監督同じだもん)、まあそれは実現せず。

それでも、1でVSむきむき兵士、2でVS暴走刑事、スピンオフでVS凶悪エイリアンときたら、しかも昔から地球を何度も訪問してきたという設定があるなら、歴史上の人物との対決や共闘をどんどん描けば面白くなるのに!と思うわけです。
戦国プレデター関ヶ原に現るとか、テルモピュライの300+1とか。
(プレデター対座頭市っていうむちゃんこハイクオリティなファンムービー(ちゃんと許可取ってるぽい)があるのを恥ずかしながら最近知りました)

僕の思いに近い作風のプレデター映画がようやく出てきてくれて大満足です。
たた

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