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プレデター:ザ・プレイのSSRTのネタバレレビュー・内容・結末

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

チラホラ良い評判を聞くため鑑賞したが個人的にはあまり刺さらなかった
良くも悪くも一作目のオマージュに終始しており真新しさは特にない
弱肉強食の世界をひたすら描くような内容で、ストーリーはあってないようなもの
プレデターが次々出てくるよりも一体のプレデターが人間たちを追い詰めていくのは好み
熊の血を浴びてシルエットが露わになるシーンや、主人公たちを追いかけ、草をかき分ける跡だけがみるみる距離を詰めてくるシーンなどはハラハラしてよかった
それとシンプルにプレデターのデザインがシリーズの中でも好きな方
ただ、今作のプレデターに圧倒的強者感や恐怖は感じなかった
一作目は主人公の仲間が一人二と狩られ、数を減らされながらジワジワと追い込まれていく恐怖があったが、今作は殺されるためだけに出てきたような白人集団や、割と簡単に逃げおおせる主人公など、緊張感に欠ける印象
ラストバトルはぬるっと始まりあっさり終わる
主人公を認め、ステゴロや鉤爪?だけでタイマンの決闘をするシーンを期待したがその展開はなかった
自分の兵器を向けられて首かしげて死ぬのは間抜けに見える
野生動物やコマンチ族の戦士たちに傷つけられるシーンが多いが、その割にはこれと言って弱ることはなく、お兄ちゃんが自ら勝負を挑んであんだけ身体張ったのに妹を逃がす時間稼ぎにしかならないなら、犬助けて二人で馬で逃げる隙があったのでは?
治療時の痛みで絶叫したり、子供を見て人間の文化に触れたり、言葉を真似るみたいなシーンもなく、常に淡々と狩りばかりをしていて、未知なるモンスターと言うより狩猟ロボットのような印象を抱いた
無駄に謎や設定を増やしたりせず、狩るか狩られるかという内容に焦点を当てた結果だとは思うが、もう少しプレデターの掘り下げが欲しかった
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