トートロジートリートメント

パーキングエリアのトートロジートリートメントのネタバレレビュー・内容・結末

パーキングエリア(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

尺的にいい感じだったので視聴

再生画面のあらすじを読むと
吹雪でパーキングエリアに立ち往生している人間の中に誘拐犯が紛れ込んでいる!という人狼的な展開かと思ったら
早々に犯人バレ
しかもあからさまにヤバそうな人がヤバかったので何の驚きもない。
人狼的な要素を売りにしていないので、そこを期待してると肩透かし。
そこじゃないのね。とチューニングを合わせる事ができて楽しめた!

ゴア表現も中々いい!
釘打ち機で頭を打たれた人が、血塗れの床で滑って頭蓋で止まってた釘が完全に打ち込まれるとこもいいし、
壁に手を釘打ち機で留められたヤク中の主人公が白い粉で気合い入れて、ハンマーで釘抜くシーン好き。

子供の病気設定はよく分からないがとにかく薬を定期的に摂取しないと死んでしまうらしい。
犯人との駆け引きに使われた。
もっと「実は超能力者で〜」とか「感染ウィルスが〜」とかでジャンルシフトしても好みだった。

誘拐された女の子がクソガキ過ぎて、ハッピーエンドなんだろうけど素直に喜べなかった。
しかも現代の嫌な感じのクソガキ。
金持ちの子どもで家政婦の弱みを握っており、それを用いて日々脅迫をしているようだった。
「バラされたくなかったら、音楽に合わせて踊って」とTikTok的なものに投稿しておばあちゃん家政婦を笑い者にしている描写がある。陰湿すぎる!胸糞!

視聴中の感情としては死んで欲しいとまでは思わないけど、こんなクソガキの為に主人公が命張ってると考えると虚しさが勝って正直助かって欲しくなかった。
直接描かれてはいないが、多分親も嫌なやつ。こいつの将来不安。