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美しい術のmingoのレビュー・感想・評価

美しい術(2009年製作の映画)
3.8
2009年は私にとっても重要な年だ、ゼロ年代終わりにかけデザイン/アートの世界に足を踏み入れ、翌年には大学の至る所でブンミおじさんの話が聞こえてくることになるそんな時代に作られた稀有な一本。
戸田監督然り近畿大学勢の演劇を取り入れた演出は「パッション」を製作したばかりの濱口竜介と同時代的に呼応することになる流れは今の邦画が世界に評価される重要な分岐点だったように思う。
前日に濱口竜介オマージュ「優しさのすべて」までゴリゴリの演劇導入映画だけあって流れはきちんと地続きである。
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