荒野の狼

偽りの果ての荒野の狼のレビュー・感想・評価

偽りの果て(2016年製作の映画)
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兎にも角にも撮影が下手。
出だしの10分間の長回しは、まるで素人にGoProを持たせた様なシークエンス。面白がって振り回すだけで、本来の役割であるカメラワークになっていない、言ってみれば初めて買ったばかりの「GoPro遊び」のために、ただただでっちあげた様なイントロなんである。だからせっかくの屋内もセットに見える。色々と試すのはいいが、見ている方としてはアングルが定まらず落ち着かない。従って、続くお話にも入って行けない。音効もまた酷い。意味もなく流れるBGM、不快なSE。20分は我慢したがギブアップ。内容以前の問題である。これは映画なんであって読み物なんかではない事を肝に銘じなければいけない。
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