恋に不器用な殺し屋役を私の最近の注目俳優の一人ダニエルゾヴァットが好演。B級ながら、このオフビート感がたまらない。
凄腕の殺し屋がターゲットの暗殺時に秘書に目撃されてしまい、殺せずに家に拉致る話。何故殺せなかったかと言うと、恋をしてしまったのもあるし殺そうとした時、女は一歩も怯まなかったから…というのが理由のようだが、彼女が怯まない理由は最後の方に分かります。
家に拉致したのも最初は口封じの為だったが、そのうち暗殺の依頼主達も目撃者である彼女を躍起になって探し始めた為、今度は彼女を守るために行動が変化していく主人公が良い。
実を言うとダニエルゾヴァットに注目してたから観たのではなくて、本作を観て凄く良かったので誰やこれ⁉️となって調べたのですが、意外と過去に観た作品達に脇役で出演しており驚いた。常にイケメンに注目してる私なのに、私のイケメンセンサーに引っかからなかったという、逆に役柄により全然別人になるところも私の大好物のタイプである。最近で言えば、アーロンテイラー＝ジョンソンなんかもそうね。
正直惜しい部分はかなりあるよ。ジャケ写やタイトルも安っぽいし、脚本はかなり荒削りな感じがしてもったいない。ですが映像の色彩や音楽の使い方もなかなかオシャレでかなり好きなテイスト。
マザコンで情にもろい殺し屋というのも悪くはないが、もっとこう演出したら良かったのでは？とかしばらく妄想してたのでそれはそれで楽しかった。
ちなみに、原題は『flinch』
あちらのジャケ写もカッコイイ。
https://m.imdb.com/title/tt9670414/mediaviewer/rm2364003329/?ref_=tt_md_1
