よう

INTERCEPTOR/インターセプターのようのレビュー・感想・評価

2.0
クリス・ヘムズワース製作総指揮なのね。劇中彼がやたら出てくるわけだ。

核ミサイル迎撃基地での、テロリストとの闘いを描いたアクション。


ええと……いわゆる大味アメリカ作品。Netflixでもこの手の作品あるんだなと思ってビックリした。
なんかかつて(80年代くらい?)は、マッチョ役者が主演でとにかく敵をやっつけて、アメリカを救ってめでたしめでたしっていう作品が多かったイメージだけども、その系統だよね。
セットとか見せ方とか話運びとか、あらゆるものがかつての大味映画の再現をしたのかってぐらいチープ。あえてなのかなあ。

今っぽいのは、主人公を女性にしたこと。セクハラ問題を人物背景に置いてある。大統領も女性。
あと、人種問題もちょっと。
ロマンス要素なしなのも今っぽいかな。

それ以外はもう、主人公がやたら強くて、ボロボロになりながら最後まで闘って、敵味方のメイン人物のキャラクターは一面的で、割と簡単に死んじゃう……などなど。

セットや美術もあんまお金かかってない感じで、アクションの見せ方が特徴もなければうまいわけでもなく、話運びはご都合主義。
敵ボスの演技もなんかギザったらしいだけにしか見えない。
そもそもドア窓越しに敵がこっち見てるショットがなんか滑稽。
台詞も、事態の大きさと比べると、なんか軽く感じることが多い。

あれって普通のミサイルではなく、一応核ミサイルで合ってます?
核ミサイル16基も飛ばすって、さすがにプーチンでさえやらないのでは。ロシアの市民の人たちは怒っていいレベル。そりゃあんたが撃たれるさ。
迎撃も「それで間に合うの?」って感じだし、なんか普通のミサイルを迎撃した感じ。

※ちなみに、迎撃ミサイルというと、イージス・アショア。
自分は秋田県民で、イージスアショア基地の問題が今現在は一応チャラになったのでホッとしてます。

よかったのは、主演のエルサ・パタキーさん。
体鍛えてあって、彼女だけはそこまで浮いていない。
最後まで見れたのは彼女のおかげ。

久々にすごい大味なものを味わった。
よう

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