れーみゅ

トロールのれーみゅのネタバレレビュー・内容・結末

トロール(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく良質な怪獣映画でした ネトフリ映画の中では『6日間』とかに並んで好きかも
史実とお伽噺を交えたオタクの一番大好きなトンチキ史観を軸に、F-35が飛びノルウェー特殊部隊が応戦しカールグスタフとM2は火を噴きK9自走砲とレオパルトはドカドカ撃ちまくり…という、これまた最高の絵面が並び続けるのが辛抱たまらない(それにしてもM2ブローニングがあんなにも頼りなく映る映画って中々ないんじゃなかろうか)
「実はナチスが1920年代にトロールを発掘しかけていて…」とか「オスロの王宮の地下にはトロールたちの宮殿が埋まってて、大昔にキリスト教がトロールを排斥してめ、ついでに女王陛下が愛した歴代の車も並んでて…」とか、そういうボンクラ妄想話が聞きたかった!!みたいな物語が全面展開されるので素晴らしい
宮殿近衛兵が近代的なライフルを構えてるシーンも時代錯誤で最高だったし、核使用のハードルが低すぎるのにも変な笑いが出たし(でも「ビスケット」を割って認証コードを読み上げるシーンとか超カッコよかったな〜〜)(そういうリアリティラインは凝ってる癖にF35の攻撃中止は"ハッキング"で何とかしちゃういい加減さも絶妙に笑える)菊タブーのある日本じゃ絶対に同じことは出来ないだろう(って思ってたけどそういや『戸締まり』がやってたわ)映画です
ダメ押しに「オタクで丸眼鏡でスタートレック大好きでノートPCにステッカーがベトベト貼ってあって本気出すと戦闘機もハッキングできるしいけ好かない役人もブン殴れるスーパーハカー美少女」なんていう属性全部盛りみたいなキャラまで出してくるし、もう、すごい
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