ホテルウーマンとして働くナナコ。
優柔不断な彼女は客室の清掃作業の時、捨ててよいものと捨ててはいけないものの区別がつかず困り果てていた…という中編作品。
何がゴミで何がゴミじゃないのか。
この差って難しくて、他人どころか自分の事でも迷います。
それに、以前までゴミじゃなかったものが、それ自体は何も変ってないのに、時間が経つにつれいつの間にか必要のないゴミになっていたりもするから厄介。
ましてや他人のものとなるとそんなの解りません。
だからまぁ、要は自分にとって必要なものはゴミじゃないし、必要のないものがゴミな訳なので、結局は自分で決めるしかないよね。
そして、他人から見たらゴミのようなものでも自分にとって大事なものなら、それは大切にすればいい。