山本直樹原作コミックの実写化。
水道局に勤め、母親の介護をする真面目な中年男ヨシダは筋金入りのマゾヒスト。町唯一のSMクラブに夜な夜な通い、女王様”ミホ”に鞭打たれるのを生き甲斐にしていた。しかし数年前に自分をマゾに開眼させたゆきこ女王のことが忘れられずにいる。
ヨシダとミホの関係が良い。SMやってない時は普通の友達みたいな。プレイ後にヨシダの身体を心配したり母性を感じるし。2人の間に芽生える愛なのか友情なのか曖昧な感情の描き方が上手。
SとMって表裏一体な所があるような気がする。MがS側に立って暴力的な自分に恐ろしさを感じるのもまたマゾっぽいし。
そういったところもちらちらと描写していてそこも上手いなと。
ムラジュンがマゾにハマり役でした。菜葉菜って綺麗な人ですね。体当たりとはこのこと。玉◯に釘は痛い。