このレビューはネタバレを含みます
ワンピースのバトルアニメとしての面に加えて、『君の名は。』や『竜とそばかすの姫』みたいな歌曲アニメとしての面を大幅に強化し、あまつさえAdoという新しい才能に強力な作曲家をブーストしてくるパワー。初っ端の歌唱でなぜか泣けた。
正直映画の度に大物おじさん出てくるのもういいかなと思ってたら尾田っちも同じこと思ってた制作発表コメントは笑った。たしかにウタという少女の野望で世界が危機に瀕するのはワンピースの映画では珍しい動機でよかった。
とにかく歌が良かった。中田ヤスタカの曲をMIKIKO先生の演出振付で踊る、それはもう実質Perfume。
ルッチではなくてブルーノってチョイスがいい。
シャンクスって強すぎて持て余すかと思ったらいい感じに生かしててすごい。ヤソップとウソップが通じ合うのいいな。
トットムジカが音楽の魔王であることを表すために鍵盤をモチーフにしていたがそんな人為的なモチーフは安直ではないのか？と思わずにはいられない。楽譜の形に落とし込める訳だから人類の音楽の発展と共にあったってことなのかな。
この世界は音楽家の役割に歌って踊れて曲も作れるまで含まれてるのかな？ウタがなんでも出来すぎてるというか、もっと専業のチームがいてもいい（でもお話がぼやけるからそれはない）と思った。
ギャグの相性がとことん合わなくて乗れなかった。
幼い時の声も田中真弓で安心した。
山田裕貴、霜降り明星も違和感なく存在感あってよかった。
