Adoの歌を推してくるんだろうなぁと思ってたけど、その想像の遥か上を行くゴリゴリのPV！
日本トップクラスの人材を集めた楽曲と振り付けなのは結構なんだが、それにしても７曲は多すぎる。そのためそれらを作曲してくれた先方に失礼のない様にちゃんと消化しなくちゃとばかりに隙あらば歌い出してPVモードに突入するから、自分は『ワンピース』を観に来たんだよな？と再確認すること数回。語りたい物語は特にないのに、一流の人材は集められるようになっちゃって消化不良おこしてる感。
ルフィも強くなりすぎたから、苦戦する相手を劇場版恒例の「伝説のオッサン」以外で出すには、こういう『まどかマギカ』に出て来そうなバケモノ系の敵になったんだろうけど、ルフィ達への攻撃にまっったく殺意を感じない。ルフィ達の技を受けるだけのただの的。やっぱ『ワンピース』はデカい野望もった悪い奴とルフィが意地をぶつけて殴り合わなきゃ『ワンピース』じゃない。劇中ルフィも言ってたが「何か乗らねぇ」。
原作からすると、いると何かと面倒なのは分かるけど、ルフィとシャンクスが出揃って結局は救えないってどーなの？結構なバッドエンド。なのになぜかハッピーエンドみたいな良い感じで終わる謎。
前作は大好きだったけど、今回はNot for meな映画でした。なのに自分が好きな『Ｚ』や『スタンピード』を軽く上回る興行の勢いに、世間との温度差を感じる…。
