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ONE PIECE FILM REDのesewのレビュー・感想・評価

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
2.0
2023. 3/8

「私は最強」という曲がとてもよかったけど、それ以外は話があまりにもありきたりで作画も特筆すべき点が少ない。劇場用オリジナルキャラの魅力もなく本当に寒かった。というか昔ながらの普通の劇場用アニメなのだけど、原作者監修で200億円の大ヒットという知識が入ってるとどこがその売り文句から連想される期待に応えられる出来なのだろうかと肩透かしされてしまう。

テンポがとりわけ早く、矢継ぎ早に展開するので、シーンとシーンがつながりを感じにくい。もしくは十分にキャラに感情移入し物語に引き込まれることができない。シーンの多さはさすが有名原作でお金と人を使える分リッチだなと思う反面、見てる客は話の筋に追いつけなそう。

「逆光」っていう曲が始まる時のシーンを描いてるアニメーターは作画が異様に上手い。全編でその水準で保たれるわけではなくスポット的なものなので傭兵的に雇われた凄腕なのだろうか。

シャンクスが「愛の鞭」とか言ってたので尾田栄一郎も庵野のエヴァよろしく20年も同じ作品を描き続けてはいけないのではないかと薄寒くなった。ボスもまどマギのパクリでオリジナリティのなさ。
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