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バイオハンターのmitakosamaのレビュー・感想・評価

バイオハンター(1995年製作の映画)
2.9
原作が細野不二彦で、アニメの脚本が川尻善昭ですって。1時間程度のOVAなのでストーリー性は希薄だが、リアルなキャラクターデザインにエロ・バイオレンス・アクションと3拍子揃った90年代らしい作品やね。

大学で遺伝子研究の教授である駒田と越谷。実は裏家業でバイオハンターを担っている。
世に言う妖怪や怪物の類いは、進化の過程で生まれたウイルスによる突然変異によるものだという定義で、猟奇殺人はデモンウィルスに侵された人間が起こしているんだそうな。
駒場もデモンウィルスの感染者で怪物化することが出来るが、自分の意志でコントロールをしている。自身の悪魔を飼いならすデビルマンみたいなもんやね。

冒頭からいきなり濡れ場。からのバイオレンス。ちょっと中澤一登っぽいキャラデザが艶っぽくてイイネ。

そして連続殺人事件に絡み、暴漢に襲われる女性を保護。実は有名占い師の孫で、祖父が占った政治家がウィルスの感染者で連続殺人犯だと判る。

駒田は爆発に巻き込まれ手が千切れるが、なんとその手首だけが独立して動き敵の基地に侵入。
鬼太郎のリモコン手かよ!
しかも人質となったヒロインの体内に溶け込み侵入。リアルでハードな描写に目を奪われがちだが、冷静に考えると変なシーンが多い。

越谷が割と女好きでチャラい性格なのに対して、駒田は自分が半分怪物なのもあり奥手だ。
尺があと30分あったらこの辺の内面描写がもう少し掘り下げられて面白くなったんだろうがねぇ〜
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