フィルムがざらついたり、奥にボヤけてるパパ活女子がいたりと、見ている人に遠回しで何かを伝えようとしているのは分かるんだけど、逆にそこにこだわりすぎて主題周りが希薄のようにも感じた。
姉という立場を守りに守ってきた恵子の公園での吹っ切れ、行動はグッときた。
傑作とも思ったが、なにか惜しかった。
向井秀徳の音楽も嫌いじゃなかった。
よくアフリカとかの貧困地域で食提供してみた!みたいな動画、ツイートだったりを見かけるけど、一食提供することは現地の人々にとっていい事なのだろうか。それってただ私欲、食提供した俺かっけーって浸っているだけではと思う。これに似た部分が劇中に出てくるが、どこまで手を差し伸べるかということは本当に難しい問題だとは思う。