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渇水のpersimmon1aのレビュー・感想・評価

渇水(2023年製作の映画)
3.0
冒頭、「今日もからっからですね」と夏空を見上げて言うシーンからして違和感。タイトルとの親和性からだと思うけど、実際昨今の気象状況だと、むしろむわっとした湿気の方が先に立つから、なかなか「からっから」と言う人いないのでは?給水制限出してる市の職員ゆえの、雨は降りそうもないなっていう意味の台詞だったのかもしれないけど、ん?ってなった。

ネグレクトの子どものエピソードなんか「誰も知らない」をはじめ、こすられまくってる設定なわけだけど、ふと思う。自分は知らないだけだけど、こういう子ら日本に相当数いるんでしょうか?

やたら生田斗真がタバコふかして物思いに耽ってる風のクローズアップが多用、というか濫用?されてるわりに、どうもイマイチその思索が伝わってこない気が。

太陽や水は人間が何かしなくても、全員が自然からもらえるものだからタダなはず!と台詞があって、一瞬それもそうだと納得しそうになったけど、太陽はともかく、水は浄水して、水道管通して各戸に運ばれて、なおかつ使用後の排水も整備してるわけだから、蛇口の水を使うならタダってわけにはいかないな、と。

蛇口といえば、止水された姉妹が公園なんかでバケツに水集めるんだけど、少なくとも自分の散歩圏内の屋外にある蛇口は10中8.9取り外されてる。田舎ではそんなんなかったから、初めて気づいたとき、えっ?となっていくつもいくつも通るたび見たけど、見事に蛇口なかった。。。

磯村くん、やっぱ好きだなと思う。
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