いつもの蜷川監督。
いつもの色彩と世界観。
ファンタジックなコミックの実写化には、向いてる監督だと思う。
映像へのこだわりは本当にすごい。美しい。
人気コミックが原作ということで、ストーリーも綺麗にまとまってる。
キャストも豪華。
なのに、なぜこんなに深みがないのか…
映像美への執念が、かえって裏目に出ているのか…
イメージ映像として鑑賞するぶんには、素晴らしいと思う。
神木くんはまだまだ高校生でいけそう。この役にもよく合ってる。
吉岡さんはこういう意地悪な役をもっとやったらいいと思う。
それにしても、なぜ「あの日」から抜け出そうとするのかな。
若さだなぁ。
自分なら、ゆるく続くささやかな幸せを、永遠に味わっていたい。