Ginny

メタモルフォーゼの縁側のGinnyのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
3.7
恭平くんが出てるから鑑賞。
素敵な映画に出逢わせてくれてありがとう、恭平くん。

この映画を見るにあたってはBLにフォーカスしたり毛嫌いしたりせず、みんなにもあるかもしれない、自分の好きなものを、同じように好きな仲間と共有した楽しい時間、好きに邁進する気持ちや思い出を振り返って見て欲しいなと思った。

一次BLは造詣が深くなく、何でこれが好きなのか?に鑑賞中考えが向かうと見ていて冷めてしまう感じがしたのでそこに至らない方が映画を楽しめるなと思います。

原稿を間に合わせようと奮起するところ、会場で萎縮してスペースに立てなかったこと、それでも買ってくれる人がいたこと、そこで不思議な巡り合わせがあったこと。
背中を押してもらったから、今度は自分が押してあげられること。
そして、好きなものを心から共有できる人がいること。

眩しくて輝いていて、カラッとしていて湿っぽくなく爽やかで良い映画でした。
煌めきが懐かしくもあり愛おしくもあり、若人がチャレンジするときは背中を押せるおばさんになりたいと思えました。

今思い返すとよく夏も冬もコミケ一般参加したり、2月の極寒TRCでオンリーのために外で並んだり、好きな作家さんに猛烈に感想送って売り子募集に立候補してインテでやったりとか行動してたなと自分の過去思い出してしみじみ思う。
好きの原動力は凄いし、やった方が後悔ない。

でも、私は同人誌を作ることはできなかった。
同人誌作ってる人は好きが熱量というけど本当に有能な人たちだと思う。
やることが多岐に渡り、自分で進捗管理しながら印刷会社や会場納品とか手配して売り子もしてって凄すぎる。
だからうららちゃんは本当に、本当にすごい。
うららちゃんがどんな作品描くのかわからなくて勝手に絡みのある一次BLかと思ってハラハラしたけど 実際の内容はハートフルな話で感動しました。

好きなものをまっすぐ好きと言える雪さん、若い人の挑戦を応援してくれる、頑張りを認めてくれるのが優しくて、雪さんみたいな素敵なお婆さんになりたいと思った。
にこにこ穏やかな表情も素敵だし、言葉遣いが美しくてそこも良い。

うららちゃんのお母さんの「せめて」の話、肩から力が抜けて頑張れる感じがしていいな。
えりちゃん、BLをそんな大声でクラスで広めて話すな…!なんてちょっとムッとなったけど留学に向けて頑張る健気でいい子でした。
偏見なく応援、背中を押してくれる嫌味のない幼馴染のつむぐが恭平くんの人柄にぴったりでした、顔、スタイル、声、全部良いので映るだけで華やかでとても良かったです。
芦田愛菜ちゃん、ヘアメイク衣装演技であんな垢抜けない感じになれるのかと驚き。動きが自然で演技も素晴らしくてさらに歌までうまくてびっくりだよ。

小顔の恭平くんが浮かないくらい芦田愛菜ちゃんもえりちゃん役の子も小顔で、もうびっくり。
最近の若い子は小顔が多いね〜

まさきくん面白かった。
なにわ好きになってから出演作見る中で光石研さんを見かける機会が多くて好感度上がる。
Ginny

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