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メタモルフォーゼの縁側のnanaのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.0

最近の流行の中でこういう作品があるとほっ😊とする。

面白い作品も、見るべし!という問題提起も充実している6月~の公開作品。
その中でこんなに優しくおっとりとした元気をくれる映画は珍しいと思う。

劇場派の張り詰めた緊張感と、息をつかせぬ作品巡りの中で絶妙なタイミングの上映でお客さんに更に優しい(*^^*)


宮本信子さん演じる雪と芦田愛菜さん演じるうらら。
ボーイズラブのコミックを通じて年齢差を超えた親友になる。

BL、なかなか言いづらい趣味😏
その世界がある事さえ知らなかった雪と手引きをしてあげるうらら。

希少な属性(…と本人達は思っている)
出会って理解し合えた時のうれしさ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
この年齢差が逆さのうららがリードするっていうのがまた良い。

品のある真面目な雪が知らないキラキラの世界✨

誰かを大事にしたい、って1人で暮らしている雪にはうららとの出会いがもう気が付かなかった夢の1つなのかも😌

穏やかで丁寧に時を詰んだ木造の雪の自宅と縁側が、2人のゆっくりとした思いやりととても似合っていた。

背中を押され成長していくうららの力強さは芦田愛菜さんの演技にぴったり。

エンドロールの歌が宮本信子さんの大女優の迫力と、それを追う芦田愛菜さんの競演のようでとても素敵だった。
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