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メタモルフォーゼの縁側のEDDIEのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.5
何かに夢中になれるって素敵なことやね。
鬱屈した日常を送る中でも共通の趣味を語り合えるって本当に気持ちが晴れやかになる。サイン会のシーンでは思わず涙がこぼれ落ちた。
一つのきっかけでつながりができること。
“完璧な一日”を過ごすにはそれで十分すぎるのだから。


これ劇場で観てたらボロボロ泣いていただろうし、おそらく年間ベスト10に入れてた。
趣味を追い求める人間としては、それを好きでい続けることや同じ趣味の仲間と語り合う楽しみであったりと共感する部分が多すぎました。

何よりも宮本信子さんの嬉しそうな表情を見るたびにこちらも表情が綻ぶ。
好きなものに夢中になれるって本当に素敵だな、素晴らしいなって思わせられたし、なんなら自分の母親にもこの映画勧めたいって思いました。

漫画家の役を演じた古川琴音さんも良かったですね!彼女はきっかけを与える側でありながら、続けていくことに葛藤を感じていました。その決着の仕方が実にお見事で、冒頭に書いたサイン会は最高のシーンの一つでした。

〈キャスト〉
佐山うらら(芦田愛菜)
市野井雪(宮本信子)
河村紡(高橋恭平)
コメダ優(古川琴音)
花江(生田智子)
沼田(光石研)
橋本英莉(汐谷友希)
佐山美香(伊東妙子)
ちまき(菊池和澄)
まさき(大岡周太朗)

※2023年自宅鑑賞30本目
※「映画を観ながらカレーを食べる会」にて鑑賞
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