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メタモルフォーゼの縁側のサクチューンのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.8
縁側を経由して外の世界へ。

縁側は『家(内)』と『世界(外)』の境界線だと私は考えます。

高校生主人公は『家(内)』、おばあちゃん主人公は『世界(外)』にいる人として表現され、お互いの絶妙な距離感に存在するのが『縁側』という構図です。
※高校生の主人公としては『恥ずかしいけど自分が好きな趣味』
 おばあちゃんの主人公としては『新しい世界の趣味』

その境界線で、年齢関係なく二人の主人公が、
純粋に楽しく会話しているのがとても好印象的でした。

自分の好きなもの(趣味といえばいいでしょうか…)を疑うと、
なかなか『内』から出れなくなってしまうことありますが、
そんな時本作を見ると、
『とりあえず頑張って縁側まで行って、友達作ろっかな?』
と元気を与えてくれます。