Kaz66

メタモルフォーゼの縁側のKaz66のレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.0
(最近こういう役どころ多いね)さえない2軍ポジションの女子高生:うらら(芦田愛菜)と、75才の独居老人:雪(宮本信子)の“58才差”女子ふたりの、BL漫画を通じた友情…。これぞ“コミュニティ”の本来の(自然な)成り立ちだなー。
自分の“好き”に正直に少しずつ前に進んでいく様が微笑ましい佳作。
芦田と宮本さんの“感情のグラデーション”の表現が素晴らしい。
監督は「青くて痛くて脆い」の狩山俊輔。
この人、「だが、情熱はある」の主要話(1,2,3,6,9,11,12)の演出もやってる日テレ畑の人ですね。
全然大きな話ではありませんが…、気付くとなんか共感したり応援したりしてしまう、味わい深い作品でした。
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