トールキン

メタモルフォーゼの縁側のトールキンのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.0
ただただ微笑ましいこの世界観についつい笑みが溢れっぱなしだった。優しくほっこりさせられる。好きなものを共感共有出来るって本当に素晴らしくて尊い。

女子高生とお婆ちゃんの友達関係って現実じゃほぼあり得ないだろうなあって思えるけど自分と全く異なる人と出会うこと、また何か新しいことに興味を持ち始めること、それらのきっかけなんてそこら中に転がっているってことなのかな。そこから自分の世界が広がっていく。自分の好きなこと、楽しいこと、夢やワクワクがさらに広がっていくって人生においてとても良いことだと改めて思う。
また似たような意味で言えば、人って楽しさや辛さを共有するとなると、誰かを必要とし必要とされる、それが自分の存在意義の一部になるのかもしれない。大袈裟に言えば特別なパートナーってそういうことだろうし、そうでなくても自分にとってのより良い人間関係ってそういうことなのかな。

さらに、こうやってネットで好きなことを共有出来る時代だけど直に会って感想を言い合ったりする方がやっぱりお互いにとって楽しい時間が生まれて良い。

宮本信子さんが愛着のある可愛らしいお婆ちゃんって感じにめちゃくちゃほっこりしたし、芦田愛菜ちゃんは原作通りのちょっと陰りのあるキャラが自然体で良かった。期待と不安を抱きながらも創作活動に打ち込む姿は応援するようなかたちで見ていた。そして、好きな女優の一人、古川琴音さんはやっぱり可愛い。これからも推していきます笑
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