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メタモルフォーゼの縁側のotteruのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.3
無防備な歩き方、ボサボサの髪、夢中で漫画を読む仕草。17歳の陰キャな高校生に見える。宮本信子と対峙する芦田愛菜の演技力の確かさだけでも観る価値がある。
エンディングテーマまで優しい、心温まる作品。もう少し「それから」伝えて欲しい気もするけど、出会いがあって、それぞれが変わっていくこと、ずっと続いていくことを想像させてくれる終わり方もいいかもね。日本テレビ×小学館×漫画原作でこんな素敵な映画もあるのに。
少し唐突に出てくる台詞「せめて、の精神よ」が妙に説得力あった。せめてそこまで頑張ろう、みたいな。
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