シカゴでオーダースーツ職人を生業とする英国人が、店内で起こったマフィアの抗争に巻き込まれていく話。
これは面白い!
脚本と演技が素晴らしい。
英国人紳士がマフィアの抗争に巻き込まれた「被害者」かと思いきや、言葉巧みにマフィアの人心掌握していくというまさかの展開。
序盤で英国紳士らしく円熟味と余裕のある会話を交わし、仕事へのプライドを語る様子からは想像ができなかった。
この役柄を厚みのある演技で演じたマーク・ライアンスには痺れた。
ラストは爆笑。
しかし作品全体の雰囲気を少しスポイルしているようにも思えた。
ちなみに「アウトフィット」はアル=カポネの組織の名前らしく、本作においてはストーリーのフックともなっている。