物語が全てとある仕立て屋さんで展開していくワンシチュエーションものの会話劇。
なんだかお洒落な映画だった。
仕立て屋、ではなく裁断師のおじいちゃんの立ち振舞いすべてに品があって素敵だった。
物語が進めば進むほどいろいろなことが型にはまっていくような、まるでおじいちゃんが一つのスーツを仕立てるように進んでいくのがおもしろかったし気持ちよかった。
途中は「どうなっちゃうのこれ!」「もう全部言っちゃいなよ!吐いちゃいなよ!」って感じですごいモンモンザワザワしたけど(笑)、すべてラストに向かって繋がってました。
まぁ人生失敗することもあるけど、そんなときはすべて燃やして、もう一度一からやり直せばいいじゃん的な、そんな感じですか。
おじいちゃんの腕まくり刺繍、かっこよかったな。
仕立て屋とギャングたちのいざこざを描いてるけど、重くなくてサラッと観られる映画でした。