ラーチャえだまめ

ドント・ストップのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

ドント・ストップ(2020年製作の映画)
4.5
『こんなジャケットにしてこっちが「どうする?」だよ』




やる気あるのか!?本当にアントニオ売る気あるのかー!?本日拝見させて頂いたのはその名もノンストップ……間違えました【ドント・ストップ】!!タイトルからもまさにやめられない“止まらない”??私はクワトロフォルマッジよりロマーナ派のパンツェッタ〜イタリア〜ナ!!よりトンデモクライシスな“暴走救急車”がやってきてしまいました……と言いたい所ですがジャケットとタイトルから臭うB級感、否3流映画コーナーに紛れ込んでいるかのようなク◯ダサすぎる作品のようでして




“超社会派”×「スピード」のハラハラドキドキ感の融合




という!?いやーこれはよく出来た作品だと思いますねー。




学生の登校シーン。何気ない“日常”を一瞬で吹き飛ばす突然の“銃声”……。「ウトヤ島」に似た感覚。OPからもう悲惨たるや否や「無差別爆破テロ」で幕が上がる衝撃の展開。一方その頃、市街地で夜勤終わりの2人の中年救急隊員の元にも緊急の無線が入る。「高校で爆破テロだ。すぐに向かってくれ。」奇しくもそこは女性隊員イザベルの息子の通学路でだった。イザベルはすぐに息子に電話をかける。繋がらない電話。運転手の同僚も不安を覚える中2人は現場の高校に到着する。そこには目を背けたくなるような悲惨な光景が広がっていた___。


ここまでが「リアル」。いやー観ている内にどんどん心拍数が上がっていってしまいました。無差別テロ。日本では馴染みがありませんがヨーロッパではその危険と常に隣り合わせなんでしょうか、イザベルと同僚が必死に現場で倒れた一人の青年を担架で運び車内で治療しながら引受先の病院を探します。近くの病院はどこも満床。被害の大きさが伺える。空きのある病院を探すためブリュッセルの街をサイレンを鳴らしながら駆けずり回るイザベルたち。もうこの時点でですよ、なんというか、テロとコロナは全然関係ないんですけども




武器を持たずして闘う者(医療従事者)の奮闘に胸が熱くならずしては観られない



うわー本当に凄いなー。イザベルたちが必死になって負傷書を助けようとする姿にまず感動を覚えてしまいました。それだけカメラは彼らを追従して映すような撮り方でまさにドキュメントに近い感覚でしたね……



↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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