「未体験ゾーンの映画たち2022」の当たり枠っぽいので見た。
アッラーを崇拝する少年が爆破テロを起こそうとするも生き延び、搬送された救急車の中で再び爆破させようとする話なのだけど、少年に死ぬことへの迷いが見えた。だからこそスリルと人間ドラマが生まれていたし、彼も一人の純粋な青年だったのだと強く思うシーンは『ホテル・ムンバイ』を思い出す。
ポスタージャケットからは派手なアクションを期待していたけど、衝撃的な冒頭から最後まで抑えた緊張感のある駆け引きがあって面白かった。特に後半は、二重三重とハラハラするシーンが畳み掛けてやってくるので手に汗握る。
