とある高校でテロ事件が発生、犯人は無差別に銃撃した後に爆弾で自爆
現場に駆け付けた救急隊員の主人公は負傷していた少年を救急車に収容するも、少年は身体に小型爆弾を身につけたテロリストの一味だったというお話
懸命な救助活動の最中、少年が爆弾を身につけていることが判明するくだりは素晴らしい緊張感ですし、意識を取り戻した少年が爆弾を盾に主人公とそのバディを脅迫するくだりも悪いものではありません
ただその後の展開が非常に半端で、ジャケットからは『スピード』のようなスリルやサスペンスが多分に含まれた展開になるのかと思いきや、特に目的もなく走らせているだけのように見えますし、逆に格差社会や差別もしくは宗教的な会話劇でもあるのならば良かったのにそういったこともまるでなく、有り体に言えば盛り下がる一方でした
いちおう宗教的な活動としてのテロなのですからせめてそこを掘り下げていればと思わずにいられませんが…まあガッカリ作品ですね
