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スルターンのhasseのレビュー・感想・評価

スルターン(2021年製作の映画)
3.8
演出4
演技4
脚本3
撮影4
音楽5
技術3
好み4
インスピレーション3

『RRR』旋風のおかげか、幅広い年齢層の客入り。意外と年配の男性もそこそこ多かった。

アクション、ロマンス、男の友情、そしてダンスとてんこ盛りの150分。さすがに『RRR』超えてくるものはなかったけれど、やっぱりインド映画のノリ好きだ。男が女に一目惚れして陽気なストーカー開始→女はプンスカ怒って相手にしない→イベント経て相思相愛へ!というベタな展開大好き。いくら邪険にされてもニヤニヤしてへこたれない男の強メンタル、見習わねばなぁ、、、

マフィアが農業やるという奇抜な展開が売りながら農業シーンはやや薄め、非暴力信条の主人公がわりと暴力にたよりがち等、ストーリーに荒削りな部分はあるがかなり楽しめた。
まぁ暴力については、主人公のなかで、親父への反発が非暴力への固執を生んでいたのが、本当に大切なのは子分改め兄弟たちを守ることだと気付き、守るためには時には手段として暴力を選ばねばならない、という思想の転換があったのだと思う。

主演女優さん美人すぎ。怒り顔も可愛い。
スルターンがばかでかい鈍器で無双するシーン最高。いわゆるインテリヤクザで腕っぷしはへちょいのかと思いきやバリバリ武闘派というギャップ(冒頭で確かに筋トレシーンあったな)。

ド派手なインド映画が劇場で観れるだけで感謝感激だが、さらに欲を言えばこの手の映画は大画面、ドルビーアトモスのサラウンド音響で観たい!
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