イライライジャ

内なる檻のイライライジャのレビュー・感想・評価

内なる檻(2021年製作の映画)
3.8
閉鎖が決まった刑務所で移送待ちの受刑者12人と刑務官15人がしばらく取り残される。
ピリつく空気の中、調理を受刑者が行なうことになる。停電で監房を開けて同じ卓上で食事をしたり、この時間をまるで平等かのように過ごす。やはり食は人類共通のコミュニケーション。良くも悪くも情が芽生えるし危険だけど、血が飛び交う展開にならなくて良かった。とは言え最後まで気が抜けない緊張感がある。
淡々としているがすごく良い映画。
イタリア映画祭2022で3番目に好き。