芸術が楽しくて何が悪い?
「芸術にはユーモアが必要だ」とは彼の言葉である。
そんな彼の絵は、絵心のない私は見ていも実に楽しい。ずっと見ていたくなる。
面白いし官能的でもあるし、想像力を刺激してくれる。
彼の作品展があったら是非見てみたい。
「芸術家」というと、ときどき、社会性が著しく欠如していたりするものだが、彼はそんなことはない。
離婚は経験しているものの家族や地域の人々に愛されている。
思想や人生観にも健康さを感じる。
売れない頃、スープのなかに目玉のガラスを入れて子供たちを楽しませた。とか、子供へのプレゼントは高価なおもちゃじゃなくて、自分で作った剣だった。子供たちは夢中でその剣で遊んだ、っていうエピソードはしびれた。
こういう遊び心が彼を愛すべき芸術家にしたんだろう。