ろまらん

フェルナンド・ボテロ 豊満な人生のろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

太った女の人描いてる人ぐらいの認識しかなかったので、すごく為になった。いいドキュメンタリー。ボテロ展やってたのに行かなかったの後悔。
紹介されてる絵の点数も多くて、彫刻も面白いし。色彩のセンス抜群。
割と早くから成功してラッキーな人だけど、生来の素朴な人柄のままで威張ったり気難しくなったりしてないのがいい。絵描くにはバランスが大事と言ってたように、実生活でもそうなんだろうな、と思わせる家族の仲の良さ。子どもたちがお父さんの作品を管理してるのも羨ましい。若い頃はびっくりするくらいハンサムなのでいろいろあったと思うけど、今は同じ芸術家の奥さんと仲良しでよかった。
ニューヨークからパリ、フィレンツェ、ピエトラサンタ、モナコとおうち買い放題は羨まし過ぎです。パリの美術館で好きな絵の前にずっといるのも羨ましい。
エスコバル時代やアブグレイブ事件の絵をたくさん描いているのにも感心した。本物の芸術家だから自分の絵を描き続ける。
一番下の息子さんのことは辛いし、メデジンの鳩の彫像の件も映画みたいで悲しい、本当の話でした。
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