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コバルトブルーのchunkymonkeyのレビュー・感想・評価

コバルトブルー(2021年製作の映画)
3.0
インド版「僕の名前で君を呼んで」。いや、いくらなんでもパクリ過ぎでしょ(笑)。次から次へと同じ設定、同じモチーフ、同じ画面構成が登場します。そうはいっても、やっぱりインドなのでエキゾティックだし、割とロマンチックでなかなかいいかなと思ってたら、後半突然の昼メロ展開・昼メロ演出に閉口... まあ後から思い返せば冒頭のベートーヴェンの「月光」で始まるサントラからして大いに怪しかったけど。

伝統的な価値観の下結婚に異常に執着するインド社会の中で彼らは彷徨って生きていくしかない。表面的には言いたいことはわかるんだけど、やはり西洋文化に侵されてる我々には実感としてしっくりこない上に、こんな昼メロ調にされるとますますピンとこない。

主人公よりもむしろ先生に共感して、可哀そうだし応援したくなったし幸せになってほしいと思った。

読んでないのでわかりませんが、もしかしたら原作小説はかなりよかったのかなという気がしなくもない。とりあえずものすごく悪いというわけではないけれど、なんだか惜しい感じがした映画でした。

あんな豪華なお見合いならしてみたい!
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