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アナライズ・ミーのトラインのレビュー・感想・評価

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)
4.5
日々のストレスでパニック障害を発症したマフィアのボスが、たまたまその手下と事故を起こした事で、名刺交換をしていた精神分析医に掛かるが、プライドから素直に病気を認めず、治療にも協力的ではない。挙句、結婚式でマイアミ休暇を取っているホテルにまで押しかけてきて...みたいな話。


演技と展開と設定がコミカルで風変わりでとても良い。さっきまでマフィアのボス然としていたのに、パニック障害で泣き出すデニーロなんか面白くないわけが無い。身勝手でも礼を尽くすけど、またそのやり方空気感がマフィアだから、医者と新婦は振り回されまくる。その振り回し方がたまったものではないのだが、また見ていてストレスにならないコミカルさだから、何とも他の映画にはない視聴感だ。


昔見た思い出がある作品って、思い出補正でより素晴らしいものに美化しがちだけど、この作品は間違いなく"名画"だ。
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